男性の多くは亀頭を保護するため生まれつき包皮を被った状態となっています。しかし、成長する過程で生殖能力を向上させる為に徐々に亀頭が露出するのですが、亀頭の成長が弱かったなど様々な要因によって自然に剥ける力が弱かった場合には、亀頭が露出することなく成長が終わってしまい、この状態のことを包茎と呼びます。

 

包茎は大きく3種類に分けられます。
1・真性包茎
真性包茎は正常時も勃起時も亀頭に包皮が被った状態で、勃起時に無理に包皮を剥こうとしても亀頭とくっついているので痛みが伴います。また、常に包皮が被さっていることから垢やカスが内側に溜まりやすく、感染症や炎症を引き起こすリスクが高まります。
また、真性包茎の場合は勃起時も包皮に覆われているので、射精しても子宮に精子が十分に届かず不妊の原因にもなる場合もあります。

 

3・仮性包茎
仮性包茎とは正常時には包皮を被っているのですが、勃起すると皮が剥ける状態を指します。これは勃起時に自然と包皮が剥けてしまうものと、正常時や勃起時にも手で簡単に剥けてしまうものの両方が含まれます。

 

3・カントン包茎
カントン包茎とは正常時には亀頭を露出させることができるのですが、勃起時に露出しようとすると痛みを伴ったり、締め付けられる違和感があったりします。軽度ならば違和感で済みますが、重度の場合は締め付けがきつく無理に剥いてしまうと包皮が戻らず亀頭下の皮膚部分が腫れることや、亀頭が鬱血して壊死する危険もあります。
また、カントン包茎は包皮の開口部が狭くなっていることから、勃起時に包皮が切れやすくなっています。その為、切れた傷口から雑菌や細菌が進入して感染症や性病の原因ともなってしまいます。